ポートランド日本庭園において勲章伝達及び表彰式
2023年1月24日、在ポートランド領事事務所とポートランド日本庭園は、長年日米間の文化交流に卓越した貢献のあった2人の人物に対する勲章伝達及び表彰式を同庭園で開催しました。
日本政府は、天皇陛下の名において、米国における日本文化の紹介と日米間の相互理解の促進に多大な貢献をしたダイアン・マリー・ダーストン女史に旭日双光章を授与しました。20年近く京都に住んでいたダーストン女史は、ポートランド日本庭園の発展に大きな影響を与えました。長年にわたり、有能なキュレーターとしての彼女の指導により、この美しい庭園が世界で最も優れた日本庭園の一つとして確立されました。それ以外にも、彼女は日本の芸術や文化に関する書籍を発表し、アメリカの美術館や大学での日本関連の大規模な特別展を含む多くのイベントを成功させ、ポートランド、日本、そして世界中に尊敬と友情という深く永続的な足跡を残しています。
内山貞文氏は、1990年代に北米の日本庭園づくりに携わって以来、北米全域での日本庭園の普及に貢献してきました。特に、著名な建築家である隈研吾氏と共同でポートランド日本庭園の大規模な拡張工事に大きな役割を果たし、同地に次世代の日本庭園技術者を育成するための国際日本庭園研修センターを設立しました。外務省は、内山氏の米国における日本文化普及への多大な功績を称え、外務大臣表彰を授与しています。
式典で祝辞を述べた滋賀正樹総領事は、「二人の多くの功績は、文化と芸術の分野で、日米間に存在し今後も続く深く特別なパートナーシップに大きく貢献している」と述べました。
式典には、庭園のサポーターや受賞者のご家族などが出席され、喜びを分かち合いました。ダーストンさん、内山さん、受賞おめでとうございます。
(Courtesy of Portland Japanese Garden, photos by Nina Johnson)